「銀座 かわの屋」スタッフBLOG

銀座5丁目並木通り 銀座藤小西ビル5階にて営業いたしております。 新品呉服からリサイクル、カジュアルな木綿や紬、小紋から、フォーマルな訪問着や色無地、振袖など豊富に取り揃えております。 希少性が高く、品質の良い着物や帯を集め、ご提供させていただいております。 こちらのブログやホームページでは、近年の伝統工芸作家作品や、重要無形文化財クラスの産地物まで、着物ファンの方なら楽しくご覧いただける珍しい着物をご紹介しています。 【ホームページ】  https://www.kawanoya.co.jp/ 【instagram】  https://www.instagram.com/kimono_kawanoya/ 【お問合わせ】  03-3572-5311  ginza@kawanoya.co.jp

2014年05月

昨日、ホームページで数点ご紹介させていただきましたが、
工芸キモノ野口さんの夏の帯地がまとまって入荷いたしました。

ホームページでご紹介させていただいたもののほかにも、
素敵な帯地がたくさん入荷しております。



こちらはちぢみの絹の地に、市松取りで御所解模様が描かれた夏の名古屋帯地です。
友禅に刺繍も施され、時代衣装を思い起こさせるような高級感も感じられます。
市松取御所解文様友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
市松取御所解文様友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
※お仕立代込み
販売価格 240,000円+税

市松取御所解文様友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口 アップ1
市松取御所解文様友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口 アップ2

前柄はこちら
市松取御所解文様友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口 前柄



2点目は、優雅に花を咲かせる菊の花が友禅で描かれた夏の名古屋帯地です。
濃い地色の夏の帯は数が多くなく、品質も良いものとなるとさらに少なくなりますので
お探しの方はこの機会に是非ご覧いただければと思います。
柴垣に菊図友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
柴垣に菊図友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
※お仕立代込み
販売価格 有難うございました

柴垣に菊図友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口 アップ1
柴垣に菊図友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口 アップ2
前柄はこちら
柴垣に菊図友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口 前柄



続いては、少し節のある紗の生地に、
流れるような蔓に咲く朝顔の花が描かれた夏の名古屋帯地です。
赤い朝顔と地のコントラストが美しく、ところどころに配された疋田模様もアクセントとなっています。
朝顔の花友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
朝顔の花友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
※お仕立代込み
販売価格 有難うございました

朝顔の花友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口 アップ
前柄はこちら
朝顔の花友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口 前柄



こちらは角取りの暈しの中に秋の草花の丸紋が描かれた、やさしい雰囲気の夏の名古屋帯地です。
透け感のある小千谷の紗のような生地に暈しで染められている事で奥行が感じられて
さらに涼感を演出してくれているようです。
角取花丸暈し夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
角取花丸暈し夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
※お仕立代込み
販売価格 95,000円+税

角取花丸暈し夏名古屋帯地 工芸キモノ野口 アップ
前柄はこちら
角取花丸暈し夏名古屋帯地 工芸キモノ野口 前柄




こちらは、風に吹かれて揺れているようなコスモスの花が刺繍で描かれた名古屋帯地です。
変り格子の地織になった凹凸のある地に刺繍をされているのが面白く、
コスモスを描くには珍しいと思われる色使いもメリハリがあって素敵です。
コスモスの花刺繍夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
コスモスの花刺繍夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
※お仕立代込み
販売価格 有難うございました

コスモスの花刺繍夏名古屋帯地 工芸キモノ野口 アップ
前柄はこちら
コスモスの花刺繍夏名古屋帯地 工芸キモノ野口 前柄


こちらでご紹介させていただいた帯地は
すべてお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せくださいませ。




画像をクリックすると、大きい写真をご覧いただけます。
商品に関するお問い合わせは「銀座 かわの屋」まで、お気軽にどうぞ。





銀座 かわの屋
03-3538-7066
http://www.kawanoya.co.jp

銀座 かわの屋


ブログ更新情報をTwitterでお知らせしております。
銀座 かわの屋Twitter(@kawanoyastaff
↓こちらをクリックしてください↓
kawanoya_twitter


<ホームページ更新のお知らせ>

商品紹介「未仕立帯」のページを更新しました。
 ・朝顔と向日葵 絽名古屋帯地 工芸キモノ野口
 ・百合の花刺繍夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
 ・水辺に鵜のいる風景 友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
 ・白い百合刺繍夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
 ・湊取琳派秋草模様 絽名古屋帯地 工芸キモノ野口
 ・七夕笹に流水図 友禅夏名古屋帯地 工芸キモノ野口
 ・八重山上布 九寸名古屋帯地 松竹喜生子作

商品名をクリックすると、商品詳細をご覧いただけます。
商品に関するお問い合わせは「銀座 かわの屋」まで、お気軽にどうぞ。




銀座 かわの屋
03-3538-7066
http://www.kawanoya.co.jp

銀座 かわの屋


ブログ更新情報をTwitterでお知らせしております。
銀座 かわの屋Twitter(@kawanoyastaff
↓こちらをクリックしてください↓
kawanoya_twitter

先日より、北国と南の島のそれぞれ違った特徴を持つ上布を
色々とご紹介させていただきました。

麻のお着物も素敵ですが、夏の逸品といえば忘れてはいけない
喜如嘉の芭蕉布も、お着物や帯が何点か入荷いたしております。

IMG_2123


アップ画像です。
IMG_2124

芭蕉布は少し扱いが難しいとも言われ、
夏の憧れのような、上級者向きのアイテムと思われがちです。

確かに存在感がありますので
気持ちが元気なときでないとこなせないかもしれませんが、
自然が生み出した素敵な宝物のようなその輝きは
がんばって一度は手に入れ、身につけてみたいと思わせる
深い魅力を持っています。


こちらは状態も良く、証紙もついている喜如嘉の芭蕉布のお着物で、
20年ほど前の琉球染織の図録のトップページに
平良さんの作品として同柄のものが掲載されています。

身丈が少々短いこともあり、お値打価格とさせていただいております。

元気ついでに、少しクラシックなイメージで
城間栄順さん作のコントラストの強い名古屋帯を合わせてみました。
夏の陽射しに映えて、日傘の似合う素敵な着姿が目に浮かぶようです。


店頭にはもう一点、芭蕉布のお着物のご用意がございます。
そちらは30年ほど前の作品を当店でお手入れをして、お仕立ていたしました。
こちらより大きい寸法となっています。
是非この機会に、琉球染織の花のひとつでもある「芭蕉布」をご覧くださいませ。



着物: 喜如嘉の芭蕉布 着物
    (身丈) 153cm  (裄丈) 65cm  (袖丈)45cm  
    販売価格 450,000円+税
    ※寸法直し等、加工につきましてはご相談ください

帯:  琉球紅型 麻名古屋帯 城間栄順作 
    (長さ)3m55cm (太鼓巾) 30.6cm (前巾)16cm
    販売価格 170,000円+税



画像をクリックすると、大きい写真をご覧いただけます。
商品に関するお問い合わせは「銀座 かわの屋」まで、お気軽にどうぞ。





銀座 かわの屋
03-3538-7066
http://www.kawanoya.co.jp

銀座 かわの屋


ブログ更新情報をTwitterでお知らせしております。
銀座 かわの屋Twitter(@kawanoyastaff
↓こちらをクリックしてください↓
kawanoya_twitter


6月の衣替えも目前で、夏が待ち遠しい方も多いと思います。
連日の汗ばむような陽気に、着物も単衣から薄物に目がいきますね。

今日は染めの綺麗な小千谷ちぢみと夏塩沢のご案内です。

左着物:小千谷ちぢみ  右着物:夏塩沢
帯:博多織夏名古屋帯
夏着物×帯

帯は夏の定番、博多織の夏物を合わせました。


小千谷ちぢみアップ
小千谷アップ2


小千谷アップ

御所解き文様が丁寧に染められた小千谷ちぢみは深い地色で
涼感溢れる落ち着いた大人の美しい夏衣といったところです。


夏塩沢アップ
夏塩沢アップ1


綺麗な絣です。
夏塩沢アップ2

珍しい多色使いの夏塩沢です。
単衣の夏塩沢では見かけますが、このような薄物で明るい多色絣は見かけません。
そよそよと風にゆれながらしゃり感も楽しんでいただける夏紬です。

多色絣の総柄ですから、透け感はありますがあまりわかりません。
7月を待たずにお召しなっていただけます。


紗献上アップ
紗献上アップ


夏博多アップ
夏博多帯アップ


博多織の夏物の綺麗な帯が揃いました。
色とりどりの爽やかな帯はお稽古や昼間のお出かけなど
軽やかに締めていただけます。



着物: 御所解き文様 小千谷ちぢみ 単衣 麻  
    (身丈)160cm (裄丈)69cm (袖丈)49cm
    販売価格 有難うございました

着物: 多色絣 雪輪紋 夏塩沢 単衣  
    (身丈)159cm (裄丈)64.5cm (袖丈)49cm
    販売価格 有難うございました


帯:  本場筑前博多織 紗献上 名古屋帯
   (長さ)3m68cm (太鼓巾)30.2cm 
    販売価格 有難うございました


帯:  本場筑前博多織  名古屋帯 黒木織物製
   (長さ)3m83cm (太鼓巾)31cm 
    販売価格 有難うございました



画像をクリックすると、大きい写真をご覧いただけます。
商品に関するお問い合わせは「銀座 かわの屋」まで、お気軽にどうぞ。




銀座 かわの屋
03-3538-7066
http://www.kawanoya.co.jp

銀座 かわの屋


ブログ更新情報をTwitterでお知らせしております。
銀座 かわの屋Twitter(@kawanoyastaff
↓こちらをクリックしてください↓
kawanoya_twitter


<ホームページ更新のお知らせ>

商品紹介「帯」のページを更新しました。
 ・流水に紅葉と藤の花夏唐織袋帯
 ・萩に月の図夏袋帯 ぎをん斎藤
 ・絞り染分けに更紗生紬名古屋帯 青山八木扱
 ・古代更紗模様生紬開名古屋帯
 ・柿渋染に型絵染開名古屋帯
 ・木の葉摺染め上布名古屋帯

商品紹介「特選帯」のページを更新しました。
 ・重要無形文化財宮古上布 九寸名古屋帯 日本工芸会正会員 新里玲子作

商品紹介「未仕立帯」のページを更新しました。
 ・「トントンミー」本場琉球紅型麻九寸名古屋帯地 日本工芸会正会員 城間栄順作
 ・藤布 捩り織八寸名古屋帯地 小石原将夫作
 ・藤布 生成地捩り織八寸名古屋帯地 小石原将夫作
 ・藤布 矢車の実染め八寸名古屋帯地 小石原将夫作
 ・藤布 市松絽織八寸名古屋帯地 小石原将夫作

商品名をクリックすると、商品詳細をご覧いただけます。
商品に関するお問い合わせは「銀座 かわの屋」まで、お気軽にどうぞ。




銀座 かわの屋
03-3538-7066
http://www.kawanoya.co.jp

銀座 かわの屋


ブログ更新情報をTwitterでお知らせしております。
銀座 かわの屋Twitter(@kawanoyastaff
↓こちらをクリックしてください↓
kawanoya_twitter

本日は東京も25℃を超す初夏の暑さで、
いよいよ麻の着物を着るのが待ち遠しくなってまいりました。

先日より、越後上布、宮古上布、八重山上布とご案内してきましたが、
本日は会津上布をご紹介したいと思います。


美しく爽やかな縞が魅力です。
IMG_2113


帯は爽やかに栗山紅型の名古屋帯を合わせてみました。


全体の画像です。
全体



アップ画像です。
裾


アップ

美しい透け感がやはり上手く写りません。
グラデーションのように変わる何色もの青い縞が
上品で繊細な美しさを作ります。

帯のアップ画像です。
麻名古屋


福島県無形文化財指定の会津上布は
越後上布と同じ昭和村の貴重な苧麻糸を使った美しい夏の着物です。
さらりとした上等な細い苧麻糸のしなやかさと
他の上布とは一味違う現代的な色合いが魅力です。



着物: 会津上布 (むら田扱い)
    (身丈)175cm (裄丈)68cm (袖丈)49cm
    販売価格 有難うございました
    



帯:  蝶にアストロメリア柄 麻名古屋帯 栗山吉三郎
   (長さ)3m77cm (太鼓巾)31.2cm (前巾)16cm
    販売価格 65,000円+税





画像をクリックすると、大きい写真をご覧いただけます。
商品に関するお問い合わせは「銀座 かわの屋」まで、お気軽にどうぞ。





銀座 かわの屋
03-3538-7066
http://www.kawanoya.co.jp

銀座 かわの屋


ブログ更新情報をTwitterでお知らせしております。
銀座 かわの屋Twitter(@kawanoyastaff
↓こちらをクリックしてください↓
kawanoya_twitter


昨日ご紹介しました小倉淳史さんは伝統的な辻が花をルーツに
独特な世界を作られている京都を代表する作家さんです。

本日は江戸小紋と並び、関東を代表する
伝統的な長板染めの訪問着をご紹介いたします。

昨日の優しい絞りの藍色とは違い、
松原家の長板染め独特の深く冴えた藍染めの力作です。
こちらはリサイクル品の扱いになります。

ご注文されて作られたもののお召しになられておらず、
素晴らしい作品が未使用の状態でご案内できることになりました。


藍染訪問着


こちらも竹林風景ですが、長板染めに珍しく文様ではなく情景を描いております。
藍のみで、伸びていく笹竹と一面に降り積もったような萩とを表しており、
それぞれの季節の風情をきちんと保ちつつ、春と秋と両方に楽しんでいただけます。

もうずいぶん昔になりますが、ルイス・C・ティファニー美術館にて
そのステンドグラスがほどこされた客間で日の出から夕暮れ迄を過ごすと、
窓からの陽射しの変化で森の季節が春~夏~秋~冬と移り変わって見えるという
素晴らしい代表作品を鑑賞したことがございます。

美術館ですから数分で楽しめる演出をしていましたが、
一枚の作品が計算された自然光の効果だけで
季節ががらりと確かに変わっていき、動けなくなるほど引き込まれてしまいました。

着物の場合は春夏秋冬を集めて描き、年間を通して着ていただける訪問着がございます。
いつでも着られる安心感が嬉しくもありますが、
その分季節独特の情緒は薄れてしまっているように思います。

こちらの長板染めは、初夏の明るい爽やかさと秋の少し繊細な深みのある情景を、
着る季節それぞれに表情を変えて見せてくれます。



アップ画像です。
IMG_1955




また、今回の作品は袷に仕立てられておりますが、
しっかりと両面染めをほどこしています。

裏は鮮やかな藍の流水文様でそれだけを見ると表とは違う着物のようです。

肩口にほのかに流水が見えて、上等な白磁の透かしのようです。
地白型と裏変わり、そして型も重ねて染められております。



地白型独特の美しさです。流水文が見えますでしょうか。
藍染 アップ2




裾のアップです。
藍染 裾アップ1




上前の風景です。
2014051710500000




もう一枚載せてみました。
2014051710530000


お仕事で着物に触れる前は、長板についての勉強不足で
浴衣のイメージがやはり強かったように思います。


地白型と裏変わり、そして型も重ねて染められていて、
今回見た事のないような素晴らしい作品と出会えました。

本藍染めにこだわりながら新しい長板の作品を作られていて、
従来の長板染とはイメージの違うお洒落着として、セミフォーマルな席までお召しいただけます。

先日紹介いたしました、手機の上等な博多織などをしめていただきますと
さらりと上品で最高なお洒落着になりそうです。

また、現在袷に仕立てられておりますが、単衣へのお仕立て替えの相談も承ります。



着物:長板中型染訪問着 松原染色工房

    (身丈)167cm (裄丈)68cm (袖丈)49cm
    販売価格 有難うございました。




画像をクリックすると、大きい写真をご覧いただけます。
商品に関するお問い合わせは「銀座 かわの屋」まで、お気軽にどうぞ。



銀座 かわの屋
03-3538-7066
http://www.kawanoya.co.jp

銀座 かわの屋


ブログ更新情報をTwitterでお知らせしております。
銀座 かわの屋Twitter(@kawanoyastaff
↓こちらをクリックしてください↓
kawanoya_twitter



本日も初夏の日差しが強い一日でした。
ゴールデンウイークは終わりましたが、今月はお出かけの多い月ではないでしょうか。

先日「伝統工芸染織展」へ行ってまいりました。
織りの逸品、染めの逸品ときら星のように輝く
現代染織品の最高峰の集まりにうっとりとしてしまいました。

日本橋の会場から外へ出て、
店まで余韻にひたりながら初夏の風にあたって歩いてみました。
日差しは強くとも、着物のお袖が風をはらんで思いのほか涼やかに感じます。

日本橋を渡り、京橋を抜け、銀座の裏通りは老舗の骨董店も多く、
懐かしい喫茶店も並ぶ静かな街で、
いつもお店にいる私には気持ちのよい散歩道に感じました。



さてさて、かわの屋にも工芸会の正会員の先生の素敵な作品が入荷しております。

とても美しい薄藍色の小倉淳史さんの仮絵羽の訪問着です。
今年の工芸染織展には鮮やかなグリーンに藍色の絞りで、
ハッとするような作品を出品されていました。
こちらは優しい色のグラデーションでまた違う魅力的な着物です。

小倉淳史作訪問着 仮絵羽


白に爽やかな藍色の濃淡の絞りのみで竹林の風景を描いた力の入った作品です。
画像ではグレーっぽく映っておりますが、
実際は美しい空色がふわりと幾重にも重なるように絞られていて、
本当に爽やかで美しい初夏向けの着物です。

袷にもお仕立てできますが、単衣にお仕立てされますと
作品の美しさが際立つように感じます。

花柄でもなく、絞りのみの小倉作品は珍しく、
総柄の大変贅沢な逸品なのですが、かしこまったフォーマル着物というより、
お食事会や観劇などにお洒落着として活躍しそうです。

古典的なのにモダンな着姿になりますので、
和のお席ではなく、ガーデンパーティーや、オペラやバレエ鑑賞などに、
例えば、白やグリーンの帯を締めてお出かけください。



前柄のアップです。
小倉淳史作前柄




小倉淳史作 アップ1



IMG_1952


上等な生地に織り出された凝った地紋が竹の節を連想させます。
素材とその上にのる図柄、そしてお召しになる方がいてこそ美しい、優しい力作です。
綺麗な総柄着物はお召しになる前の晩、衣桁にかけて眺めるのも贅沢な楽しみですね。

小倉さんの作品はもう一点うさぎの訪問着が入荷しております。


着物:小倉淳史作 竹図 訪問着 こうげい芥川扱い

    販売価格 有難うございました

    ※仮絵羽の作品ですのでお仕立てにつきましてはご相談ください。






画像をクリックすると、大きい写真をご覧いただけます。
商品に関するお問い合わせは「銀座 かわの屋」まで、お気軽にどうぞ。




銀座 かわの屋
03-3538-7066
http://www.kawanoya.co.jp

銀座 かわの屋


ブログ更新情報をTwitterでお知らせしております。
銀座 かわの屋Twitter(@kawanoyastaff
↓こちらをクリックしてください↓
kawanoya_twitter



先日、南の島らしい明るい色の八重山上布を紹介いたしました。
今年もまた沢山の上布が入荷して、店内はすっかり夏模様です。

2014051516410000

越後上布の着物です。涼しげに、室内でも風にそよいでいるようです。


2014051516410001



昨日とはうって変わって夏日を思わせるお天気ですし、
ほんの一部ではございますが、
本日は夏の憧れ着物、越後上布と宮古上布をご紹介いたします。

先日の八重山上布は沖縄の民芸的な絣が魅力でしたが、
こちらは細やかな絣と透明感あふれる繊細で美しい夏の逸品です。


左:宮古上布  右:越後上布  手前:芭蕉布八寸名古屋帯

IMG_2061


越後上布のアップ画像です。
IMG_2067



揺れるように繊細にみえて実はきちんと端正なカ絣です。

2014051610370000




2014051610440000


真っ白な越後上布に細やかな蚊絣は盛夏の憧れの装いです。
少し前の時代の物が着尺で入荷いたしましたので、弊店より越後に雪晒しに出しました。

他の着物では得難い透明感と
ひやりとしなやかな麻の感触は別格で、特別に美しい着物です。
大変手間のかかる手仕事の積み重ねで作られるこのような上布は、
現在ほとんど作られなくなりました。


続いて宮古上布のアップ画像です。

IMG_2070


こちらは琉球藍の深く濃い色と無地と見まごうような精緻な絣が魅力です。

2014051612320002


越後の撮影時より日が照ってまいりましたので、
ゆらゆらと透ける美しい苧麻糸の様子がはっきりとわかります。

2014051612320001




芭蕉布の帯のアップです。
IMG_2064



越後上布、宮古上布の美しさは、残念ながら画像では伝えきれません。
「蝉の羽根」、「羽衣」と色々な言葉でたとえられる夏の逸品ですが、
どんなに言葉をつくしても言い表せないその魅力は、
お召しいただく方のみが味わえる密やかなよろこびでしょうか。

お手入の仕方など、不安も多い夏の上布ですが、
なんなりとご相談ください。

本場越後上布 白地にカ絣
(身丈)168cm (裄丈)69cm (袖丈)49cm
販売価格 有難うございました。

宮古上布 竹柄
    (身丈)159cm (裄丈)67cm (袖丈)49cm
    販売価格 220,000円+税

帯:  芭蕉布 八寸名古屋帯 
    (長さ)3m63cm (太鼓巾)31.8cm 
    販売価格 有難うございました。
   



盛夏に向けてのお着物や帯も次々入荷してまいります。
こちらのブログではできるだけ新入荷のご案内をさせていただきたいと思います。

商品に関するお問い合わせは「銀座 かわの屋」まで、お気軽にどうぞ。

銀座 かわの屋
03-3538-7066
http://www.kawanoya.co.jp

銀座 かわの屋


ブログ更新情報をTwitterでお知らせしております。
銀座 かわの屋Twitter(@kawanoyastaff
↓こちらをクリックしてください↓
kawanoya_twitter




本日はしょうざんの素敵な名古屋帯地をご案内いたします。

今の季節にぴったりな上等な生紬の台に
爽やかでちょっと粋な大人の友禅帯です。

しょうざんの綺麗な友禅の帯は袋帯がほとんどです。

今回は洒落袋帯ではなく、時季的にも使い易い名古屋帯で作ってもらいました。

団扇の柄です。
団扇


前柄です。
左右巻き方を変えますとイメージが変えられます。
団扇前柄



左:枝垂れ桜  右:若松に桜

桜・松


枝垂れ桜図 前柄
桜前柄



若松 前柄
松前柄



左:羽衣宝尽くし  右:網干に千鳥

宝・網代


宝尽くし 前柄
宝前柄


網干 前柄
網代前柄


文様も素敵ですが、
墨色や藍色などを使い、大胆に染め分けたデザインは
仕立てて締めていただきますと活きてくる
さすがの上等な帯です。

帯 : しょうざん製 染め名古屋帯地 各種
   販売価格 115,000円+税

   ※未仕立て品につき、お仕立てにつきましてはご相談ください。
    

初夏が近くなりますと甘さを抑えたピリリと粋な帯が素敵に感じますね。

画像をクリックすると、大きい写真をご覧いただけます。
商品に関するお問い合わせは「銀座 かわの屋」まで、お気軽にどうぞ。





銀座 かわの屋
03-3538-7066
http://www.kawanoya.co.jp

銀座 かわの屋


ブログ更新情報をTwitterでお知らせしております。
銀座 かわの屋Twitter(@kawanoyastaff
↓こちらをクリックしてください↓
kawanoya_twitter


↑このページのトップヘ