先日、研修で宮崎県へ行ってまいりました!!

お忙しい中をご無理をいってお邪魔させていただきました
綾町の『綾の手紬染織工房』さんそして都城の『東郷織物』さん
大変ありがとうございました。

貴重で素敵な体験をご報告させていただきます。

糸、染め、織りとすべてにこだわった素晴らしい作品が生まれる
工程を拝見させていただき沢山の素敵なお話をお聞きすることもできました。

なによりも工房の皆さんの情熱に胸を打たれた二日間でした。





綾町の自然に囲まれた秋山眞和先生の『綾の手紬染織工房』です。
奥に藍瓶が写ってます。

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繭を写してみました。
奥の可愛らしいサイズの繭が小石丸です。
(一般的に使われている交雑種の繭を比較のために手前に並べています。)

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特別に細い小石丸のために、
古い部品を取り寄せて苦労して作られた座繰り器を使い
糸を取るところを見せていただきました。
信じられないほどの細い糸で、目を凝らさないと光に透けて見えなくなってしまい
根気のいる大変な作業なのに、まるで手品を見ているようでした。


沢山の藍瓶が並んでおりました。
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美しい藍の華が咲いている瓶に恐れ多くも素人の手を入れさせていただきました!

「(沢山の瓶のなかでも)一番藍の状態の良い瓶ですよ」
とほがらかにおっしゃていただき、つたない私が絞ったハンカチをなんと秋山工房の
藍甕につけるという貴重な藍染め体験までさせていただきました。
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綺麗な綺麗な藍色に染まりました。
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同じ瓶で同じように染めても絞り方も違い、染める手も違いますので、
藍色の出方が違って出てきます。


藍染めのすくもを徳島の佐藤阿波藍製造所さんより取り寄せていらっしゃるのですが、
お庭の片隅の鉢にみずみずしい蓼藍が植えられていました。

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「10分ほど揉んでいると藍色がにじみでてくるんだよ」と
秋山先生が笑顔で手に取って教えてくださいました。


工房では大和貝紫についても教えていただき,
沢山の貴重なお話をお伺いすることができました。

翌日は都城の東郷織物さんへお邪魔させていただきました。
美しく精緻な絣の大島や綿薩摩の出来るまでを拝見いたしましたので、
引き続き次回のブログでご案内したいと思います。



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お問い合わせは「銀座 かわの屋」まで、お気軽にどうぞ。



<イベントのお知らせ>
『秋のよそほひ』展

同時開催:『アンティークモール銀座 開館13周年 大感謝祭』
2014年8月30日(土)~9月9日(火) ※水曜日定休
会場:アンティークモール銀座1F 銀座 かわの屋

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