さて6月の「銀座 かわの屋」は盛夏に向けて、
夏ならではの上布や芭蕉布、藤布などをご提案してまいります。
HPでは型絵の楽しい帯や新垣幸子さんの帯、越後上布などをアップいたしますので、
ブログでは個性的な帯をご紹介いたします。

奥:八重山上布着物 手前左より・八重山上布帯・宮古上布帯・藤布帯
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お着物は八重山上布です。
八重山上布独特の茶色の絣は紅露(クール)で染められた色で、
車輪梅(テーチ)を使う芭蕉布の茶色とは異なります。
また、八重山上布は宮古上布と比べますと、糸もやや太くしっかりしています。
沖縄の苧麻の伸びやかでいきいきした風合いが楽しめますし、
特徴のある絣も魅力的です。
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こちらは当店でお仕立ていたしましたので、お寸法もたっぷりございます。
横段絣はお洒落でエキゾチックですね。
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下の画像は昨日の芭蕉布です。比べていただくと同じような色目でも
それぞれに異なる魅力がございますね。
芭蕉布と松竹さんの帯
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八重山上布の帯
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昨日ちらりとご紹介した松竹喜生子さんの八重山上布の帯です。
墨色がかった藍のグラデーションが都会的で、絣も独特で沖縄のお着物以外にも合いそうです。
白のカ絣のお着物に合わせたら美しい着姿になりそうです。
HPでご紹介いたしました新垣幸子さんの帯とは
同じ八重山上布でも個性が違います。
先日は白地の八重山上布の帯をご紹介いたしましたし、
今年は上布の帯は大変充実いたしております。

宮古上布の帯
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縞の宮古上布の帯です。
触れるとひんやりとしたぬめりを感じるような、上等な手績み苧麻糸で織り上げた帯です。
夏のお洒落な間道の帯として、こちらもあれこれ合わせていただけます。
こちらも当店でお仕立てしたお品です。

白地か紺地が多い上布のお着物のどちらとでも合う色目と、
お着物の産地により趣の異なる絣それぞれに合う縞という魅力いっぱいの帯ですね。

アップ画像です。
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糸の違いがわかります。
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着物:八重山上布 横段絣 
   (身丈) 163cm  (裄) 69cm  (袖丈) 49cm
   販売価格 有難うございました

帯左:八重山上布 開名古屋帯 松竹喜生子作
   (長さ)373cm (太鼓巾)31,2cm 
   販売価格 有難うございました

帯中:重要無形文化財 宮古上布帯 羽地美由希作
   (長さ)378cm (太鼓巾)31cm (前巾)16,2cm
   販売価格 220,000円+税
  
帯左:藤布に藍型染 開名古屋帯 出羽の織座製
   (長さ)372cm (太鼓巾)31,6cm 
   販売価格 有難うございました

もう一点の藤布の帯は次回詳しくご紹介いたします。
夏のお着物は素材も楽しくブログで少しずつご紹介したいと思います。

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また、6月20日(土)より「銀座 かわの屋」にて
『親から子へ~玉那覇有公・有勝展』を開催いたします。

玉那覇有公先生、有勝先生の希少な作品をはじめ、
琉球紅型の作家作品を展示販売いたします。

6月27日(土)、28日(日)は玉那覇有勝先生にご来場いただきます。
是非この機会にお立ち寄りくださいませ。
詳細は「銀座 かわの屋」ホームページにて、後日お知らせいたします。
美しいキモノ2015夏号

また、5月20日発売の『美しいキモノ』夏号の誌面の
「銀座 かわの屋」 染めと織りを訪ねて という特集ページも併せてご覧ください。

                              担当 富田

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