連日真夏の暑さが続いていますね。
日射しは刺すように厳しいのですが、風があり、
意外にも夏のお着物は強い日をさえぎり、風も抜けて涼しくすごせます。

さて先日は藤山千春さんの帯を優しいイメージのコーディネートでご紹介いたしました。

本日は甘さを押さえた格好良い着こなしのご提案です。

菊池洋守さんの黒八丈と
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黒の市松綾織の八丈織はお着物ファンの憧れの菊池洋守さんの作品です。

カテキューとログウッドで染められた深い漆黒の織物は、どこか優しく、
藤山千春さんの帯の美しい青が引き立ちます。

昨日の小紋とは違うシックなコーディネートですが、
印象的で人目を惹く着こなしです。
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着物:八丈織着尺 菊池洋守作  
   ※未仕立て品につきお仕立てにつきましてはご相談ください
  販売価格 有難うございました

帯:「吉野間道」 草木染手織 名古屋帯地 藤山千春作
   ※未仕立て品につきお仕立てにつきましてはご相談ください
  販売価格 430,000+税

パーティーなど華やかなお席や少し改まった会などにもお召しいただけそうな、
品格のあるお着物ですね。




織りの青い間道の次は、同じ青でも縦のラインが効果的な染め帯をのせてみます。
玉那覇有勝さんの紅型の帯と
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黒八丈は美しくも、着こなしが難しいと思う方もいらっしゃいます。

単衣にお仕立てして、玉那覇有勝さんの変り絽の帯を締めてみてはいかがでしょうか。

末広に海松の文様で大変格調の高いお柄です。
こちらの帯の型紙はお着物用に彫られたそうで、大変凝ったものです。

御簾が下がっているようなデザインに、
変わり絽の透かし織りが大変効果的です。

何色もの青い顔料がたっぷりと、そして幾度も丁寧に挿されていて、
真っ青な世界は海の底の竜宮城のようで、末広を持った乙姫様があらわれそうですね。
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こちらの作品は特に、濃い青の部分に手挿しの色の濃淡がはっきりと現れていて、
先生の力強い魅力があふれているように思います。

また、先生の松、竹、梅、は本当に美しく愛らしくて丁寧に描かれていて、
古典柄なのにどこかモダンに感じます。


菊池さんの八丈織のアップです。
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お召の小紋と
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柔かものにのせてみました。

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着物:お召に染め小紋 着尺  
   ※未仕立て品につきお仕立てにつきましてはご相談ください
  販売価格 110,000円+税

帯:「末広に海松文様」 琉球紅型 変り絽帯地 玉那覇有勝作
   ※未仕立て品につきお仕立てにつきましてはご相談ください
  販売価格 330,000+税

                              担当 富田
                              
                              
銀座 かわの屋
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