本日も初夏の日差しが強い一日でした。
ゴールデンウイークは終わりましたが、今月はお出かけの多い月ではないでしょうか。

先日「伝統工芸染織展」へ行ってまいりました。
織りの逸品、染めの逸品ときら星のように輝く
現代染織品の最高峰の集まりにうっとりとしてしまいました。

日本橋の会場から外へ出て、
店まで余韻にひたりながら初夏の風にあたって歩いてみました。
日差しは強くとも、着物のお袖が風をはらんで思いのほか涼やかに感じます。

日本橋を渡り、京橋を抜け、銀座の裏通りは老舗の骨董店も多く、
懐かしい喫茶店も並ぶ静かな街で、
いつもお店にいる私には気持ちのよい散歩道に感じました。



さてさて、かわの屋にも工芸会の正会員の先生の素敵な作品が入荷しております。

とても美しい薄藍色の小倉淳史さんの仮絵羽の訪問着です。
今年の工芸染織展には鮮やかなグリーンに藍色の絞りで、
ハッとするような作品を出品されていました。
こちらは優しい色のグラデーションでまた違う魅力的な着物です。

小倉淳史作訪問着 仮絵羽


白に爽やかな藍色の濃淡の絞りのみで竹林の風景を描いた力の入った作品です。
画像ではグレーっぽく映っておりますが、
実際は美しい空色がふわりと幾重にも重なるように絞られていて、
本当に爽やかで美しい初夏向けの着物です。

袷にもお仕立てできますが、単衣にお仕立てされますと
作品の美しさが際立つように感じます。

花柄でもなく、絞りのみの小倉作品は珍しく、
総柄の大変贅沢な逸品なのですが、かしこまったフォーマル着物というより、
お食事会や観劇などにお洒落着として活躍しそうです。

古典的なのにモダンな着姿になりますので、
和のお席ではなく、ガーデンパーティーや、オペラやバレエ鑑賞などに、
例えば、白やグリーンの帯を締めてお出かけください。



前柄のアップです。
小倉淳史作前柄




小倉淳史作 アップ1



IMG_1952


上等な生地に織り出された凝った地紋が竹の節を連想させます。
素材とその上にのる図柄、そしてお召しになる方がいてこそ美しい、優しい力作です。
綺麗な総柄着物はお召しになる前の晩、衣桁にかけて眺めるのも贅沢な楽しみですね。

小倉さんの作品はもう一点うさぎの訪問着が入荷しております。


着物:小倉淳史作 竹図 訪問着 こうげい芥川扱い

    販売価格 有難うございました

    ※仮絵羽の作品ですのでお仕立てにつきましてはご相談ください。






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